アナログ金木犀

つれづれなるまままにつれづれする

ハナマサが足りない

仕事をしていて、煮詰まった時や集中できないときによく散歩をする。

足を動かすとアイデアが出てくることがよくある。それを狙ってるのが半分、ただそれだけでなく、リフレッシュしたいというのが半分ある。

この後ろ半分のリフレッシュ、これが本当に難しい。 経験則によるものだけど、リフレッシュするには、その時に抱えてる仕事や悩みを全く考えないくらい他のことに夢中になる必要がある、と思う。加えて、それだけでは足りず「楽しい」「癒やされる」などのプラスな感情も伴わなければならないというのも見過ごしてはいけない必須条件だ。

そう考えると、散歩だけでリフレッシュするというのは結構難しい。見慣れない場所での散歩ならば、些細な発見に冒険心をくすぐられることもあるだろう。だけども、僕らが散歩するのは日々の通勤で見慣れた道だ。散歩コースに新しい発見があることは少ないだろう。

一人で、それも見知った土地で行う散歩は内向的になりやすい。考え事をしやすいともいうが、考え事をしていてはリフレッシュにはならない。僕らは煮詰まったものを、そのまま煮詰めながら歩いてしまう。それ故に散歩によるリフレッシュは難しい。

だが、しかし、である。

実はこれを簡単に解決する方法がある。 そう、それが肉のハナマサだ。

散歩コースの前半に、「ハナマサに寄る」というのを追加するだけ。それだけで僕らは難解だったリフレッシュを体験することができる。(僕はハナマサが好きだけど、もし近場にハナマサがないのなら他の業務スーパーIKEAでも代替できるかもしれない。保証はしない。)

ハナマサは素晴らしい。 なぜなら、デカイ肉があるから。これを見るだけで、僕らの脳は心を踊らせる。 デカイ肉だけでなくて、デカイ魚もあるし、それ以外のなんかすごくデカイ何かがたくさんある。

これを体験するだけで、煮詰まってたはずの思考は、肉や魚やお菓子一色になること間違いなしである。そして、なんか適当にデカイ肉を買ったり、なんかデカイお菓子を買うことで、一層残りの散歩コースはその余韻を楽しむことができる。

今日はこのでかい牛肉をローストビーフにしてやろうか。久しぶりにanovaっちゃうかな? 豚バラブロックを買ったならば、ベーコンにしてやろうかこのやろう!などと考えながら歩くわけである。楽しくないわけがない。

そうやって仕事に戻ったときには完全にリフレッシュされ、なんならこのコードもいい感じには燻してやろうかこのやろう!とよく分からないハイテンションに仕事ができるわけである。

そう、ハナマサは素晴らしい。

いま僕に難点があるとしたら、転職した今の会社の近くにハナマサがないことだ。あぁハナマサが恋しい。ハナマサが近くにある会社に努めてるあなたが羨ましい。