アナログ金木犀

つれづれなるまままにつれづれする

マスクとエマと私と

SHIROBAKOアドベントカレンダー 2日目の記事です。

こんにちは、担当のkgmyshinです。

SHIROBAKO最高でしたね。

特に仕事におけるチームワーク、その中の個人の葛藤や振る舞い。またベテラン勢や若手の各立場から出てくる名言。物を作る仕事をしている、特にチームで作っている人たちは見るべきアニメだったなと感じております。

ただ、今回は以上のことは一切話しません。

では何を話すのか。その前に、突然ですが一つ質問です。

「SHIROBAKO内で、セリフではなく一番好きなシーンはどこですか?」

私の答えはダントツでこのシーンです。

今日はこのシーンをどうして一番好きなのかただただつらつら語ってみたいと思います。

ただマスクをかけてるだけのシーンなのに何がいいのか

自分がなぜこのシーンが一番好きなのか考えてみました!考えたところ5つの理由がありましたので一つ一つ説明したいと思います。

彼女が安原えまだから

はい。

作画が最高だから

改めてじっくり見ると作画さんってすごいですよね。

以前にもこの記事で言及してます。

motida-japan.hatenablog.com

すごいなと思ったポイントをいくつか紹介します。

まずは顔の角度と手の動きの連動具合です。これ僕らプログラマーだったら「人類にはまだ早い」とか言って逃げ出しそう。

次に指先。マスクをかける時からマスクをかけ終わるまでの一連の指の動き。指の細部までに「あぁこれは安原えまの指だ」とわかるレベルです。

そしてマスクをかける時と外す時の髪の感じです。僕はうなじフェチではないのですが、うなじフェチの気持ちが少し理解できる気がします。

そしてそして最後は目です。笑顔から、ポケットの方に目線が逸れての、目をつぶりながらマスクをかけて、ちょっとウインクになっての、最後に微妙な上から目線。まぎれもない職人技ですね。

この数秒のシーンだけで数多の匠の技が詰まってましたね!作画さん最高です。

印象的だったから

実はこのシーンが印象的だと感じたのはこの質問に答えた時です。 つまり記憶にすごく残ってることから逆算的に印象的だと感じたわけです。

ではなぜ記憶に強く残ったのかという疑問が浮かんできますが、これにはすぐに答えることができます。

それは違和感です。

どういう違和感かというと、気付いている人もいるかもしれないですが、マスクの掛け方です。

というのも、普通はマスクをかけるのって両手じゃないですか

どうして片手なのか?

その答えはその前後のシーンを見ればすぐにわかる(後述します)のですが、 この見慣れないけれど、だのに自然にも見えるこのギャップが強烈で僕の海馬に強く刷り込まれたのだと思います。

さらにいうと、片手でマスクをかけることによっていわゆるクロスの法則(もしかして死語?)も発動しています。

このエマ様の腕の曲線美マジで最高です。エマだからこそ。

暖かかったから

このシーンの背景のお話です。

このシーンについて説明していなかったので、いまさらですが説明します。 ここは後輩の久乃木ちゃんがエマちゃんの家にきて、芋を渡して走り去っていくところを引き止めるシーンです。

まず初めの笑顔です。緊張しいでなかなか日本語がおぼつかない久乃木ちゃんの不安もこの笑顔で吹き飛びました。 そしてさりげなく自分の風邪をうつさないためにマスクをかけているのです。(芋を片手で持ってるので、片手でマスクを掛けざるを得なかった)

さりげなく後輩を気遣う暖かさにほっこりしますね。

エロスを感じるから

パンチラという言葉があります。

下着がチラッと見えてしまう現象のことですね。

多くの男性はこの現象にエロスを感じます。

さらに少しレイヤーがずれますが、先にも出てきた「うなじフェチ」。これはうなじにエロスを感じてしまう現象ですね。

二つの共通点は何でしょうか?

私は「普段隠されているものが見えてしまった」というのがポイントだと思うのです。

想像することしかできなかったその答えが見えてしまった、そこにエロスの本質があるのではないでしょうか?

さらにいうと見えてしまったその対象にではなく、隠れていたものが見えてしまったという事実にこそ本質があるのではないかと考えています。

つまり、エロスを感じる条件は「隠されているものを見てしまった事実があること」なのです。と強引に結論付けしておきます。

何を書いてるのかよくわからなくなってきましたがこのまま行きます。

今回は「マスクをかける」シーンです。

ここのどこにエロスがあるのか。

マスクをかけたことによって隠れてしまいました。ですが、隠される前の状態を僕らは知っています。

口元が隠されている。だが口元が隠れていない状態を見ている。

つまり「隠されているものを見てしまった事実がある」。

はい、条件クリアですね。まぎれもないエロスです。ただ順番が通常と違うので変則的エロスとでも名付けておきましょう。

ここからは蛇足ですが、エロスという言葉に嫌悪感を示す人がいます。

「エロスはほどほどにな」という有名なセリフもあるほどです。

しかし言葉の意味を調べると嫌悪するべきものではないことがわかります。

まずエロスとは性愛を司る神様です。そしてエロスには別名があります。その別名は皆さんご存知「キューピッド」です。そしてキューピッドは愛を司る神様です!

以上からエロスとはすなわち愛そのものなんですね

エロス===愛はtrueだったんです。「愛は地球は救う」は「エロスは地球を救う」だったんですね。

24時間テレビで「おっぱい募金」をやっているのはそういうことだったんです。

何を言いたいかというとこのマスクをつけるシーンにエロスを感じたということは、すなわち安原えまを愛してるとも言えるんだぜ!ということを言いたかったわけです。

はい。

まとめられない

変な話、後悔はしてません。